ドイツ語学習のモチベーション&書くお仕事のこと
先日、ドイツ語学習のモチベーションについて少し考えることがありました。
夫に語学学校でのテスト結果を褒められると、嬉しい。
義家族や、街で会話をした人に「スイスに来たばかりなのに、もうそれだけ喋れるんだね」と言われると、嬉しい(これは本当に大したことない会話でも言ってもらえます。スイス人、やさしい)。
でも、どれだけ努力 or 苦労しているか、他の人には見えないときもある。
たとえば夫が仕事などで疲れて自分のことで精一杯のとき、私が何をしているかはおのずと見えにくくなるでしょう。
後者に関しても、まだスイスに来てからの日が浅いから言ってもらえることで、年月が経つにつれて言ってもらえなくなるかもしれない。
周りの反応を主なモチベーションにしていると、私の性格上、思ったような反応をもらえなかったときに気分がダウンしがちです。それに、外的要因をモチベーションとすると、コンスタントな学習のペースを続けることが難しく日がくるかもしれない。
そう思ったときに、私が「こうなれば嬉しい」と考えたのは、次のことでした。
ドイツ語を勉強すると、入手できる情報のソースが増え、質が上がる→自分が書くもののソースも増え、質も上がる!
日本では、フランス美術史の研究をした後、美術系出版社に勤めていました。
博士課程進学や学芸員としての道を考えたこともあったし、出版社を片端から受けるような就活をした訳ではありません。
それでも働き始めてから、ふと「そういえば小学生の頃から、ものを書く職業や、編集者という道は思い描いたことがあったものだ」と気づく場面があり、そういう意味では「自分の一つの目標地点に着いたのかもしれない」と納得することがありました。
日本の会社は結婚&移住を理由に辞めました。それに、胸を張って一人前のライター、編集者と言えるようになるにはまだまだ修行と研鑽が必要な身。
それでも文章を書くことは好きなので、何か(できれば職業として)また、スイスで始められればと思い描いています。
もちろん、美術も好きなので、せっかくヨーロッパに住んでいる現在、地の利を活かして、作品や文化についての知識を深めたい!
あまり知られていない、スイスの美術やそれを育んだ文化や土地柄についても、調べて発信していきたい!という気持ちも、日に日に大きくなっています。
現地でドイツ語を使いこなして編集者として就職するには、正直大きな壁がある。
それでもドイツ語のレベルを上げれば、日本語で文章を書く場合も、現地にいる&現地の言葉が分かるというアドバンテージができ、読んでもらう方にとっても、書いている自分にとっても、有益で興味深い、クオリティが高い記事を書けるようになる。
それをドイツ語学習のモチベーションとすれば、自分から進んで、長期的に勉強を続けられそう! という結論にたどりつきました。
今はドイツ語のコースに週5で行き始めて、それにエネルギーをほぼ使い果たしているし、しばらくはドイツ語勉強&スイスでの生活の順応に専念するのもよいだろうと考えてはいますが……
ゆくゆくは「スイスにいながら、日本に向けて、ものを書く場」を獲得したい。
そのために有効なアクションを考えなければいけないな、と思っています。
出版物の需要低下が嘆かれる昨今ですが、インターネットに氾濫する情報量を考えれば、全体として行き交っている記事数や文字数は増えているといえるでしょう。
そして現在は幸運なことに、インターネットを介することで物理的な距離はほぼ克服が可能だし、ニッチな層に向けての需要を獲得しやすい。
なにか、なにかしたいな〜。その足がかりを見つけたいな〜。と思う日々です。
将来的にはまず、匿名のブログではなく、実名で経歴を公開&仕事で手がけたものを紹介し、かつスイスでの生活・文化や美術についての記事も載せるようなサイトをつくるのがいいのかな、と考えたりしています。そうしたらお仕事につながったりしないかな。
自分の名前でお仕事をもらえるようになるのが理想ですが、まずはクラウドソーシングサービスに登録してみるのも手かな、と思っています。
もちろん、どなたか、スイス在住&国際結婚&元美術史専攻の私が書ける記事の需要がありそうでしたら、ぜひお声掛けをお願いしたいです!(笑)
また、とにかく手探りなので、「これしてみたら?」というアドバイスなども有難いです。
とりあえず、スイス生活&ドイツ語勉強を頑張りたいと思います!
これからも、よろしくお願いいたします。
スイス情報のブログランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです♪