mi-diary 〜くま好き女子のスイス生活〜

約5年の超遠距離恋愛を経て、2018年にスイス人と国際結婚。現在スイス東部ザンクト・ガレン在住のくま好き女子が、スイス生活をつづります。スイス〜ヨーロッパのアート・文化に関する記事も更新。

外国人差別……だったのか?

先日、ちょっと残念な出来事に遭遇しました。

 

ザンクト・ガレンでは、現在OLMA(オルマ)という大規模な展示会が行われています。

元々はOstschweizerische Land-und Milchwirtschaftliche Ausstellung(東スイス農業・乳業展示会)という名前のイベント。

農業・乳業をはじめとした食品はもちろん、現在は工業製品や日用品を含め、色々なものが紹介されます。幕張メッセのような場所で、地域の企業がブースを構えているイメージです。

豚レースや牛の販売などスイスっぽい(?)イベントも有名。

 

毎年10月に2週間にわたって開催されるこのイベント。

会場内外にも沢山スタンド(屋台)が出て、移動遊園地も出現。

この地域のお祭りのような感じで、みんながこの時期を楽しみにしています。私も周りから話を聞いて、とっても楽しみにしていました!

 

 

先週の木曜に開始したOLMA。

私も早速、金曜日の夕方、夫と義妹、その友人たちと合流して会場近くへ。この日は外のスタンドで飲み明かす日です。

以前から夫や知り合いに「OLMAって何するの?」と聞くと、「豚のレースや企業の展示があって……お酒を飲むんだよ!(強調)」と説明されていたので、これも正しい楽しみ方なのだと思います(ちゃんと翌日にOLMAの展示会も見に行きました。笑)。

 

夜も更けてきて、テントの中がクラブのようになっている場所があるので、みんなでそこに入ろう、ということに。

入口にはガードの人が立っていて、IDカードを見せなければいけません。幼く見える人はそれで年齢確認をしている様子。

 

列に並んで待ち、私の番が来て、滞在許可証を見せたところ……ガードの人が「Nein!」

 

スイス人が持っているIDと、外国人に発行される滞在許可証は、少し見た目が違います。

生年月日もスイス人IDはオモテ面、滞在許可証はウラ面で記載場所が異なっています。

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(上がスイス人ID、下が滞在許可証。画像は他所からお借りしました)

 

夫が「公式にスイスから発行された証明証だ!」と説明しても、私が生年月日の欄を示そうとしても「Nein!」を繰り返すだけで、のれんに腕押し。

生年月日が分かりにくかったのかも……と思いたいですが、ちらっと見ただけですぐに「Nein!」だったので、IDの見た目が違うだけでシャットダウンされた気がします。

 

でも、スイスは移民も多いので、外国人用の滞在許可証は知っているでしょう? と思うし、絶対に私以外で同様の証明証を提示する人もいたはず!

単にめんどくさかったんでしょうか。。。

 

結局、すでにゲートを通っていた義妹や友達も出て来てくれて、入場は諦めることに。

全然大したことではないのですが、私が入場不可のためにみんなが入れないことも申し訳ないし、少しショックで涙が出て来てしまいました。。。

 

 

周りのみんなは「そいつを殴りに行こうぜ!(ジョーク)」、「その人がblöd(よくない言葉ですが、stupid的な意味)なだけだから、気にしないで!」「美穂はスイスにWELCOMEだよ!」と声をかけてくれて。

 

特に義妹が何度も声をかけてくれて、「気にすることないよ」「美穂は何も悪くないんだから、謝るのはやめて!」と優しく励ましてくれました。

 

夫は「あのブースはラジオ局の運営だから、電話で抗議する!」と怒ってくれました。

 

もう、なんだかそれも有り難くて、涙(しつこい)。。。

 

 

結局、その後は他のブースに入場。そこはちゃんと私の滞在許可証でも入ることができ、楽しく深夜まで飲み、踊って楽しみました!

 

そんな感じで、思いもよらないところで「私が外国人だから?」という残念な体験をした今回。

でも思えば、スイスに越して来てからの6ヶ月間でそんな思いをしたのは初めてだったので、むしろかなり珍しいというか。

「これまでそんな体験をしていないなんて、恵まれているな!」 とも、正直思います。

 

ヨーロッパは歩いているアジア人に「ニーハオ♪」と言ってからかってくる輩がいたりするのは普通だと思っているし、フランスやイギリスではもっと短い滞在で即・何らかの体験はしたので。大体、外国人に対してそういう対応をしてくる人は、チンピラ風というか、現地では残念な感じの人なので、そこで落ち込む必要はありません。

ちょっと口が悪くなりました。

 

 

一応、初めてスイスで「外国人だから?差別??」という体験をしたお話でした。

でも他の人はとても優しく紳士的だし、

私はスイスを嫌いになりません。

むしろ励ましてくれた人たち、ラブ。

そしてついでに、フランスもラブです!(関係ない)

 

 

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