mi-diary 〜くま好き女子のスイス生活〜

約5年の超遠距離恋愛を経て、2018年にスイス人と国際結婚。現在スイス東部ザンクト・ガレン在住のくま好き女子が、スイス生活をつづります。スイス〜ヨーロッパのアート・文化に関する記事も更新。

スイスでプレ花嫁はじめました

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昨日11月20日の月曜日、スイス移住後の初雪が降りました。

ザンクト・ガレンは、「(夫実家のある)Rheintalより標高が高いから、寒いし雪も積もりやすいよー」とは聞いていたのですが、天気予報を見ていなかったので、友人のInstagramを見てびっくり。ちなみにRheintalはその名も「ラインの谷地」なる意味なので、標高は当然低いんですね。

 

今年の夏はスイスにしては奇跡的に天気が良く、秋も暖かくて素晴らしい年だったそう。最近は「流石に冷え込んできたな〜」と思っていたのですが、早速雪が降りました。そして少し積もる。どうせなら、大聖堂+雪の写真とか撮っておけばよかったです。

9時ごろ学校に行くために家を出るので、しっかりとヒートテックと、しまっていたムートンコートを着て出かけることに。最近は楽なので髪をおだんごにすることが多いのですが、するとニット帽を耳までかぶれないので寒い……。冬用の髪型、考えなくてはです。

 

今まで、「これからの冬が長いのに今から重装備をしていては、スイスの冬に耐えられないかもしれない」と謎のやせ我慢(マッチョ思想?)を発揮して、セーターの中はタンクトップ、コートも一番厚くはないもの(とはいえ日本の12月用)で通していたのですが、「雪が降るくらい寒いならば仕方がないな!」と流石に諦める。

うちは空気がこもりやすいのか割と暖かく、暖房も使っていなかったのですが、外が寒くなって1週間も経つと、流石に部屋の中も少し冷え込んできました。夫婦で軽く風邪気味になったので、先週末にやっとスイッチを入れました。

 

 

さて、本題というか、今回のブログのタイトルのお話へ。

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スイスでは役所婚(法的婚姻のため必須)を6月に行った私たちなのですが、私のたっての希望により、来年8月に教会婚を行うことにしました。

日本の花嫁さんから比べると気合の入れ方もおそらくゆるい方ですが、一応結婚式準備をしている女性を「プレ花嫁」と呼んだりもするみたいなので、ちょっと便乗してみました(笑)。

 

日本人なので、心根は仏教徒神道信徒の私ですが、熱心な信者ではない(いわゆる日本人のノーマルレベルと思っていただければ)ので、教会婚に抵抗なし。また西洋美術史を研究していたこともあり、何となく教会婚に憧れていたというのもあります。

「どうせカトリックの人と国際結婚したから、教会婚できるじゃん!」と、境遇に全力で便乗。実母にも言われていましたが、「一度ちゃんとウェディングドレスを着ておかないと、あとで後悔するかも」という気持ちもあり、教会婚を希望していました。

 

神父さんに夫が尋ねたところ、私がブディストであっても、片方がカトリックなら無問題だそうです。「教会税が高い」とぼやいていた(役所の住民登録時に宗教を聞かれて、キリスト教徒の場合は課税される。最近の若者はそれで抜ける人も多いとか)ものの、とどまってくれていた夫に感謝。

世界史の授業で、教会税がうんぬんとか、住民の反乱が〜なんて話を聞いてはいましたが、過去のお話だと思っていた。現代でも(しかもわりとシステマティック&お役所が絡んで)きっちり徴収されているとは。ヨーロッパのキリスト教徒は大変だ。

 

義父方の祖父は敬虔なカトリックなので(夫曰く「孫の誰かが神父になったら喜んだと思う」そう)、きっと喜んでくれるんじゃないかな、という思いもありました。

 

最近はスイスでも、参列者に誓う「人前式」的なものを行う人も多いようで、夫は「それもいいな」なんて言っていました。夫友人の兄は、大きな木の麓で手作りの結婚式を挙げたそうです。たしかに、そちらも素敵!

 

 

少し話を戻し。役所婚については、下の記事に少し書きました。

mi-teddy.hatenablog.com

 mi-teddy.hatenablog.com

 

スイス人は役所婚は最低人数(当人+証人2人)で行い、時期を空けずに大きな結婚式をする人も多いのです。私の場合はまず移住のために必須! なので役所婚を行いました。

なんとなく「来年もう1個、大きな結婚式をしようね」と話してはいたのですが、役所婚のときも役所婚→アペロ→レストランとわりとちゃんとやったし、何となく忙しくて「本当に来年結婚式やるのかしらん?」という心境に実は達していたのですが。

 

そんなに乗り気でなかったはずの夫が、神父さんと教会に連絡を取ってくれたことで、開催が濃厚に。無事に日程も決まりました。神父さんと教会に個別に連絡し、どちらともOKな日程を抑えるというシステムになっているようです。

それぞれの神父さんがひとつの教会に所属しているものかとてっきり思っていたのですが、そういうシステムではないようです。教区の神父さん→教区内の教会ならOKということかしら? と理解してますが、あくまで私の勝手な推察であります。

 

2つの教会を義母、夫と見学しに行き、アルトシュテッテン(Altstätten)という街の丘の上にある、小さなカペーレ(Kapelle、礼拝堂。チャペルのことですね)に決定。

駐車場事情やアペロ会場(もう一つの教会は敷地内でアペロ可だった)のことを考えると、もう一つの教会の方が便利だったのですが、夫婦ともに雰囲気が気に入った方に決めました。モダンなステンドグラスや控えめな装飾、光の入り方が素敵だったのです。

 

そういえば、南仏のサン=ポール=ド=ヴァンス(Saint-Paul de Vence)にある、マティスのロザリオ礼拝堂にすこ〜し雰囲気が似ている気が(たった今)してきました。私のお気に入りの礼拝堂です。

こちらは2012年の9月にひとり旅でニース〜カンヌに行って、その後に行ったヴィシーのフランス語学校で夫に出会ったのでした。どうやら内部での写真撮影を遠慮した(禁止だった?)のか、写真がありませんでした。公式サイトのリンクを貼っておきます。 

chapellematisse.com

 

 

会場に決めた「Forstkapelle(森のチャペル)」なる名前の礼拝堂、マリア様を祀っているらしいところも私的に素敵だと思うポイント。このマリア像の優しい感じも素敵なんです。

教会の説明を読んでみると、16世紀にペストが流行がした際には、アルトシュテッテンの住民が「5月と、9月14日の十字架挙栄祭(Kreuzerhöhung)の間は毎週こちらに礼拝いたします」とお祈りをし、今もそれを守っているとのこと(「天気が良い日には」と書いてあるのが、少し面白いところ)。せっかくご縁のできた場所なので、当日に向けて、少し歴史の勉強もしてみたいなと思っています。

 

 

さて、当初は私の学校が終わる予定の翌日(!)、6月末に日程を決めていたのですが、地域の一大イベントであるオープンエア・ザンクト・ガレンに重なることが発覚。

 

オープンエア・ザンクト・ガレンについても、ブログ書いていました。

mi-teddy.hatenablog.com

 

正直、オープンエアにスイス人がかける情熱を理解しきれていない私にとっては、「ミュージックフェスに被るからって日程変更するんか〜い」という気持ちも当初はありましたが、「友人たちに『本当はあっちに行きたかったな』と思いながら、参列してもらうのも嫌だね」と夫婦で話し合い、日程を変更しました。

私の学校が6月末に終わって少し時間を空けてから挙式をできる→準備にも余裕が出るし、日本から来てくれる母ともゆっくり過ごせるので、むしろ結果オーライです。

学校が終わったら、就職を探し始めなきゃいけないんですけどね……。万が一(?)すぐに決まって働き始めていたら、私の心が修羅場になりそうです。ちょっと夏休み取りたいな、なんて。

 

 

お恥ずかしい話、ちょっと浮かれ気分なこともあり、今後は結婚式の準備についても記事を書くかと思います。誰の参考になるのかも限りなく謎ですが、いつかスイスで結婚式をする日本人の方の目に留まるかもしれないし。日本の方にも「ほーん、スイスはこんな感じなのね」なんて読んでいただければ。

 

本当は先日行ったウェディングフェス(スイスにもあるんです)とウェディングドレス試着のことも書こうと思ったのですが、長くなってしまったので今日はここらへんで。ドレスについては今週末も試着にいくので、決定してから改めてまとめようかな、と思います。

 

【いま一番感じている、プレ花嫁効能】

先日やっと手続きに行った、日本の運転免許証→スイスの運転免許証への交換。郵送でスイス免許が届く&日本の免許原本も返却されるはずなのですが、言われた予定日を過ぎても届いておりません。

以前の私ならめちゃくちゃ不安になり、大騒ぎ&問い合わせ魔になっていそうなところですが、ドレスのことで頭がいっぱいなので、全く気にならない!

 どーんと大きく構えております。ドイツ語習得に感じるストレス(と情熱)も減少している気がする。海外生活のストレスには、少々の浮つきが必要なのかもしれません。

 

 

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一日ひとつずつの精神

 

最近の私、洗濯やゴミ捨て、片付けなど、「ちょっとめんどくさいな」と思うものは、そのうちの一つだけをする。「今日は1個、何かをしたからいいや」の精神ですごしています。

*リサイクルゴミについては、スーパーと街中にある資源ゴミ回収所(Sammelstelle)で回収しているものが違うので、2箇所回らないといけず、地味に時間がかかるのです。

 

学校とその宿題・復習、日々の買い物・食事の準備と合わせて、これらのものを一気にやろうとすると、結構大変&ストレスに感じてしまったりする。

けれど1個ならば、他のことと並行して無理せずにできる。そして「一応これはやった!明日はあっち!」となんとなくポジティブに暮らせています。

 

以前は買い物も少量でほぼ毎日していたのですが、最近は2〜3日分をまとめて買うようになりました。結婚前までずっと実家暮らしだったため、1日にどのくらいの量の食材を買えばいいのかに自信が持てず。それで小まめに行っていたのですが、最近ちょっとコントロールできるようになりました。

土曜日に夫とある程度まとめて買い物に行くのもいいけれど、結構時間を取られる&他の予定を入れたいことも多いので、金曜日には週末のご飯&月曜のお弁当に困らない分だけ買っておいたり。

 

食事や家事が適当でも、家が少しunordentlichで雑然としていても何も言わない夫なのでかなり助かります。そこらへん、スイス人夫は楽でいいかもしれません。

 

週3のお弁当にパスタ&市販ソースを混ぜたものを連発していたら(密かな気遣いでパスタの種類とソースは変えていた笑)、流石に苦言を呈されたので、そこは最近ちょっと頭の悩ませどころ。外も寒くなったし、晩ごはんをしっかりめ&多めに作って、それを流用する作戦に切り替えました。

今週末の日曜は夫が昼ごはんを作ってくれて、それを大量にこしらえて2日分のお弁当をすでに確保していた。ついでにレモンケーキも作ってくれた。できる夫だ。洗い物は私担当で、スイス式手作りパスタのあとの洗い物&キッチンの掃除が大変だったけれど(笑)。

 

夏の晩ごはんは結構サラダ+パンが多かったのですが(下記事参照)、秋冬シーズンは「からだが温まるものが食べたい!」と思い、ちゃんと自炊する機会が増えました。筋金入りのスイス人は冬でもあの食事を通すのだろうか。

 

mi-teddy.hatenablog.com

 

 

 

 

ということで、精神衛生を重視して、家事は手抜き気味の我が家。

それでも何とか回っているので、しばらくはこのままでいこうかなと思っています。

 

この「ちょっと手抜き」精神。海外生活では大事なのかな? とも思っています。

やはり日本での生活のようにスムーズにはいかない海外で、ストレスを感じたり、気が張ったりすることも多い。そこで「完璧」を目指すとキリキリしてしまうので、「そこそこ」で。自分が元気に&前向きにできる範囲が一番なのかな、と思っています。

 

実際、用事が多くてドイツ語の勉強時間が満足に取れない日や、思うところまで用事・家事が終わらない日も出てきた最近。

それでも「これでもいいや」と思うことで、かえって引きずらず&落ち込まずに、スムーズに日々を過ごせている気がします。まさしく「そして生活はつづく」。

 

とはいえ、「行き届いた暮らし」というものには憧れるもので、年数をかけて、その方向にシフトしていきたいと密かに思ってはいたりします。

時々読ませていただいているブログがこちら。

ベルリン在住の松永明子さんのブログで、快適な暮らしについて「なるほど」と思う記事が多いです。掃除についても参考になる記事がたくさん!

 

kodawariseikatsu.blog109.fc2.com

 

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スイスのATM使用時のちょっとした技

スイスで現金を引き出すためのATMは、Bacomat / Bankomat(バンコマート)やBankautomat(バンクアウトマート)と呼ばれていて、街の中でも結構目にします(そういえば、Geldautomatと言う人はまだ見たことがない)。

 

スイスでは日本よりもクレジットカードでの支払率が高いように感じますが、それでもキャッシュレス社会とまではなっていません。

高齢者の方は現金で払う割合が多いように思うし、市場やちょっとしたお祭りのスタンド(屋台)では現金が基本。小さい商店でもカードを取り扱っている場合が多いですが100%ではないし、金額やカード会社によってはカード使用料を取られることも。

 

ということで、スイス生活において、ある程度の現金がお財布に入っている方が、個人的には安心な気がしています。

とはいえ、少し気が抜けるとお財布の中の紙幣がゼロのときもある……。

 

 

そんなわけで、今日は夫に教えてもらった、スイスのATMでお金を引き出すときのちょっとしたコツ、地味に役立つ情報についてです。

 

 

スイスのATMで「現金引き出し」を選択すると、まず20CHF・50CHF・100CHFといった、ある程度まとまった金額を選択する画面が出てきます。欧米のATMはこの形式が多いような気がする。

 

ですが、自分で金額を入力できる欄もあるので、そこに110CHFと入力。

 

すると50フラン紙幣1枚、20フラン紙幣3枚の組み合わせで出てきます。

ここに100フラン紙幣が含まれていないことがポイント。

 

 

スイスでは少額の買い物で100フラン以上の高額紙幣を使おうとすると、「もうちょっと小さい金額は持っていない?」と聞かれたりします。

 ガソリンスタンドでも使えないと(自分では未確認ですが)、ドイツ語学校の先生が言っていました。

一番困るのは、電車の券売機が100フラン以上の紙幣を受け付けていないこと。スイスの電車代、結構高いんですけどね(ちょっと遠出をすると、往復で50フランを超えることはざらにあります)。観光で来た方もよく使う機械なので、直せばいいのにと思うのですが、防犯上の問題なのかな。

 

スイスである程度まとまった金額がほしいときは、110CHFでのATM引き出しをオススメします^^

 

 

今週からドイツ語コースのレベルが上がってそちらにどうしても時間が取られるので、これからしばらくは小ネタでの投稿もしていくと思います。お付き合いいただけたら幸いです♪

 

 

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国際恋愛は結婚がゴールではない!?

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国際恋愛、結婚が本当にゴールなのか?

 

本当にタイトルのままなのですが、国際恋愛遠距離恋愛には色々な辛いことがあるけれど、結婚すれば一件落着! ということにもならないのね」というお話です。

 

昨晩、とある二人に関する重要事項についての決定プロセスに私が不満を抱いたことから、話し合いが必要になった我ら夫婦。

私が誤解していた部分があったことも分かり、また私の「あの時にこうしてほしかった」という気持ちも伝わり、結果的に話し合ってよかったというところに辿り着きました。

 

そして、落ち着いたところで夫が言った一言(私が少し意訳しており、このままの言葉を言ったわけではないことをご了承ください)。

遠距離恋愛をしていた頃はとても辛くて、結婚すればそれで解決だと思っていたけど、今は美穂ちゃんがスイスに来てからも大変だと思う……。」

 

 

もう、本当に納得しかない。

 

 

私は移住する側だったので、不安もあり、家族を筆頭に友人・仕事といった日本の諸々から離れる惜しさもあったので、「結婚で全部ハッピー!」と思っていたわけではないのですが。少なくとも、私たちカップルについては「これで悩みが解消される」という気持ちがありました。

 

実際、いつも一緒にいられて幸せなんです。

空港での辛い別れに、もう涙しなくていい。これからは日本へのフライトも一緒に飛ぶか、「じゃあ、行ってくるね」「行ってらっしゃい」と穏やかな気持ちで言うことができる。

「今はまた遠くにいるんだな、触れることもできない」と思いながらのスカイプの小さい画面での通話も(特に直接会った後の、初めてのスカイプがとても辛くていつも泣いていた)、もう繰り返さなくていい。

 

 

ところがどっこい、結婚後の方が話し合いが必要な件が多く、場合によってはちょっとヒートアップしかけたり。マイナートラブルが多くなり、単純に二人の間の関係については「遠距離恋愛時代の方がスムーズにいっていたのかも?」とさえ、思ってしまうことがあります。

 (ところでマイナートラブルって妊娠関連用語なのでしょうか? 使う前に一応意味を確認しようと検索して、自信がなくなりました。)

 

 

夫は仕事が重要な局面に差し掛かり、責任を強く感じているタイミング。また私も移住後のストレスや悩みに対して強く反応が出ている時期でもあり。二人とも悪い時期が偶然重なってしまっているな〜、と思う最近。

 

移住ショックについてはこちらの記事でも書いています。

mi-teddy.hatenablog.com

 

 

移住後は両者とも苦労する

 

そんな個別の事情もあるのですが、一般的に、遠距離国際恋愛組が結婚でそれを解消した場合、イコール(少なくともどちらかが)移住することになる。

そこで乗り越えなければいけないことも出てくるし、ある程度の衝突は不可避なのかなと、当然のことながら最近しみじみと思うのです。それが今日のタイトルにつながります。

 

どこの国に誰が移住するのかは、色々な条件を考えた上での決定になると思います。

多くの場合は、先進国側か、稼ぎ頭の収入が安定している/労働条件がいい方の国に、もう片方が移ることになるのではないでしょうか。

私たちの場合は、スイスも日本も先進国ですが、収入と労働条件の面で、夫が安定して働くことができるスイスに私が移ることにしました。私はもともと学んでいた内容や趣味的にもヨーロッパが好きなので、馴染みやすいだろうとも思ったし。

逆に男性側の国の収入や労働条件が整っていなければ、日本に来てもらって、私がサポートする側になったと思います。

二人とも第三国に移って共闘するのもいいなと思うのですが、するとビザの心配が出てくるし、異国で暮らす苦労はどちらにせよ経験することになるのでは。

 

 

移住してきた側は、まず言語習得が必須になる場合が多いし、文化や人付き合いの面で自国とは違うところが出てくるので、どうにか折り合いをつけなくてはならない。

特にヨーロッパに来た日本人は、自己主張と他人の気持ちの汲み取りに対する考え方、パーティー文化の考え方が違うので、それが壁になりがちかなと思います。言葉の流暢さがどうしても付随してくる問題でもあるし。

 

他方、受け入れる側は、相手が職を得るまではひとりで家計を背負うことになり、また相手の手続き面や社交面での言語的・心理的なフォローをしなくてはならなくなる。

物理的にも、受け入れ側が各機関にコンタクトを取る回数が多くなるし、時には仕事を休んでの対応も強いられる。

 

お互いに、同国人と結婚した場合には起きなかったはずの問題を抱えることになるのです(とはいえ、同国人同士で結婚しても、お互いの育った家庭の習慣も違えば、また他地域に移住する場合もあるわけで、共通の話題となることも多いのかも)。

 

 

じゃあ、どうやって解決する?

 

というのは、私も模索中で、まだ記事に上手くまとめたり、人様にアドバイスできる段階ではないのですが(ごめんなさい)。

 

目下、最近夫に対する「こうして欲しい/欲しかった!」という要求が高まっているのは、実は夫側の問題だけでなく、私の受け止め方の問題でもあるのではないかと見直しているところです。

 

自分の中で上手くいかない問題や悩みが膨らんできて、周囲に対しても狭量になっているな、と。それが真っ先に発揮されてしまうのが、一緒に暮らしている&移住の理由でもある夫になる。

もちろん相手に改善してもらうべき面もあるかもしれない。けれど、自分がいっぱいいっぱいのときは、とかく全てを他者の責任にしたくなりがち。本当にそうなのかどうか、冷静に一歩引いて見極めることが必要だと思います。

 

 

また、遠距離恋愛時代には見えていた相手の良い面が、最近見えづらくなっていたことに気付きました。

 

その理由を考えてみると、第一に、一緒に暮らし始めて状況が変わった。そこで実際に発揮する場面ないし、享受する側がそれを正面から受け止める場面が少なくなる長所もあるかもしれない。

カップル文化が根強いヨーロッパにおいて、遠距離恋愛ができる人は超奇特な存在で忍耐深く、相手への愛情も深いと思っている。そのことに私は非常に感謝していたのですが、そんなとても素晴らしい美点も、遠距離が解消されることで、見えづらくなっていたな。

第二に、近すぎて当然になってしまう。これは日本人同士の夫婦でも起きる、普遍的な問題だと思います。

第三に、「自分がこの国で苦労をしている!」と思うなかで、相手へのリスペクトが薄れていた。相手へのリスペクトは自分の態度を見直させ、軟化させる。優しく接しようと思うことができる。とても大事な要素です。

 

相手の長所について、少し考えてみただけでも色々と出てくるもので。これをなんとなくではなく、きちんとした形で(文章化するとか)考察・アウトプットするという作業を、近いうちに行おうと思っています。

 

 

ということで、国際結婚、それがゴールではなく、問題も出てくるし、移住後の折り合いの付け方が大事だよねというお話。

私自身もスイスで色々と苦闘しつつ、何か「これはしてよかった!」ということが見つかったら、その度にブログで報告しようと思います。

 

と言いつつ、早朝からベッドを抜け出してこのブログを書いている現在。投稿したら、ちょっと夫にハグしに戻ろうと思います。

 

 

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スイスでノーファンデ生活始めました

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前回に引き続き、スキンケア・メイクの話です。

 

日本では大学入学以来、外出するときはほぼ常にフルメイクだった私。

大学院・会社人時代を経て、19歳〜28歳までフル装備だったことになります。

決してお化粧上手ではないですが、メイク用品の見た目と使うときの高揚感が好きで、メイクを苦に思うこともなく、むしろ楽しんでそれを続けていました。

 

心の鎧ではないですが、なんとなくお化粧をちゃんとしていた方が、人と対面するときに心が落ち着くような気がします。

それに日本だと「職場はメイクをするもの」という意識があって、場所によってはノーメイクだと失礼というか、何か配慮が足りないような風に思われかねない、という外部的・心理的なプレッシャー(?)もある気がして。

 

昨年いたシドニーでも、周りのラフさに流されてちょっと適当になりかけましたが、それでも下地+ファンデーション+一通りのメイクはしていました。

 

 

 

そんな私が、スイスではメイクが適当になりました(ひゃっほい)

 

 

スイスに来て以来、朝シャワー派になって朝の準備時間が削られた=メイクが楽しいというよりも、焦ってするものになったという心理的効果もあると思います。

 

何より、街ゆく人たちが日本女性ほど頑張ってメイクをしていないのを見て、「私もそんなに頑張らなくてもいいかな〜☆」と心が緩んでしまった……。

 

海外生活をしていると、少しずつ女子力を失っていく気がします。日本の女性はいつも美に気を配っていて、本当に偉いと思います。

 

 

こちらはまつげはバシバシの人でも(ブロンドのまつげは美しいと私は思うけれど、ブラックで目力を強調するのが主流)、ベースメイクまでしている人は少ないです。

 

する人は結構バッチリというか、リキッド厚塗りしました! という質感の人が多く、程よい中間(日本で人気の、薄くてナチュラルだけどツヤ感のある仕上げ)の人を見かけないような。

 

アイシャドウ類も基本的に無しか、ブラウン等のダーク系で陰影をつける感じ。シーズンの流行色だったり、ほのかなニュアンス的な色をその日の気分で使い分けてみる、という人は少ない気がします。

 

 

そんな感じの環境で気が抜けてきたのですが、悪いことばかりではありません。

それが、ノーファンデ生活にトライできること。

 

日本にいたときから、「ノーファンデにしたら肌に綺麗になって、今では『その肌、ファンデしてないの!?』と驚かれます」的な記事をネットで見るたびに興味はあったのですが……。

先述の通り、日本だと「やはり社会生活においてメイクはきちんとしないと」的な気持ちがあり、実際的に踏み切ることはできずにいました。

 

スイスでは周りの人もベースメイクなしっぽい人が多いので、心理的ハードルも低く、「とりあえずやってみよう!」と始めることができました。

 

〜〜〜〜〜

 

お気に入りのファンデ(DIOR・SNOWシリーズのパウダータイプ)は薄づきでもピタッと肌について綺麗に仕上げてくれる逸品で、ここ数年リピートしているもの。

 

しかし、去年の8月末〜1月にシドニーにいたこと=日本の夏→オーストラリアの夏と、夏の季節を連続で繰り返してしまい、普段は肌が白くなるはずの冬を挟まなかった&オーストラリアは紫外線も強く、ダメージが大きかったことが原因か。

またスイスに来てから(イヴ・ロシェに切り替えるまで)試供品などで切り抜けていたからなのか、どうも蓄積的に、肌のコンディションが悪くなっていたようです。

 

この優秀なファンデをもってしても、なんとなく肌から浮くような感じ(日焼けのせいで色も合わないのですが、肌にピターッとついてくれない)が気になるようになりました。

 

 

そこで、ふと「そうだ、もうノーファンデ生活にしよう! 元の肌状態を改善しよう!」と思い立ち、そのままノーファンデ生活に移行してみました。大事な日以外は基本的にノーファンデにすることに。

 

〜〜〜〜〜

 

ノーファンデ生活を始めて、1ヶ月が過ぎました。

 

スキンケアの効果も相乗していると思いますが、肌がワントーン明るくなった気がします。さらに、吹き出物がでても、大体1日で治るようになりました。

 

ベースメイク時間が短縮されるのでメイクがとても楽だし、何よりストレスフリーの肌でいることはとても気持ちいい

 

ノーファンデの肌の質感に合わせて他のメイクも引き算されて、ますますメイクが簡素化しているような(汗)。

マスカラ、リップ、アイブロウパウダーを基本に(これらも引き算してしまう日あり)、その日の気分やオケージョンに合わせてチークで血色を足したり、アイシャドウ&アイラインを入れたりしています。

 

 

(スキンケアについてはこちら)

mi-teddy.hatenablog.com
mi-teddy.hatenablog.com

 

今のところ、肌については、日本から持ってきたビオレの日焼け止め+コスメデコルテのフェイスパウダー(AQ MW フェイスパウダー/ローズ)を使って様子を見ています。

 

コンシーラーは元々使う習慣がないし、コンシーラーやCCクリームでカバーすることで肌に負担をかけるより、早く肌状態がよくなるのでは? という期待を込めて、特にカラーコントロールはしていません。

 

だから元々ある色々なアラが見えていると思うし、寝不足の日はくすみも強く出ていると思う。

直接会う友人の皆さん、すみません。。。今、ちょっとノーファンデチャレンジ中なもので。。。

 

〜〜〜〜〜

 

日焼け止めはなくなったら、ラ・ロッシュ・ポゼ(La Roche Posay。フランス発の敏感肌用スキンケア用品を出している大手。テスターのクリームの使用感がとても軽くてよかった)を試してみようかなと思っています。

 

フェイスパウダーは、コスメデコルテのものは元々ファンデーションの抑え用(これもとっても優秀!)としてローズを購入した&この使用の仕方では、なんとなくもったいない気がする(貧乏性^^;)ので、もうちょっと色味コントロールができる、安価なものに切り替えたい。

 

これまたイヴ・ロシェからルースパウダーが出ていて気になっているのですが、これは同系列のファンデーション(かブレストパウダー?)を本当にlooseにしただけのものだと困るな、それとも別物で、より肌に優しい品物なのかしら、と逡巡中。

 

ここに至って、そもそもフェイスパウダー、ルースパウダー、ブレストパウダーの違いがよく分かっていないことに気づきました。

フェイスパウダーは総称、ルースパウダーとブレストパウダーは形状の違いで、特に素材やナチュラル度は呼び名の違いに関係がないものなのか……?

 

スイスではミネラルファンデーション的な存在はあるのかな。。。

日本はドラッグストアコスメでも効果が分かりやすく書いてあって、判断がしやすかったんだな、と改めて思いました。

 

 

ということで、スイスでノーファンデ生活を始めてみました。

すでにささやかな効果は感じているのですが、ツルツル、クスミなしの肌に本当に近づけるのかな?

もう少し継続して、様子を見てみようと思います♪

 

 

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スイスでのスキンケア 〜Yves Rocherで追加購入〜

 

前回の記事の続きで、スイスでも購入可能。フランス発のオーガニック系スキンケア・コスメブランドのYves Rocher(イヴ・ロシェ)についてです。

 

前回の記事はこちら

 8月から2ヶ月イヴ・ロシェを使った結果についても書いてあります。

mi-teddy.hatenablog.com

 

 

10月に追加購入したもの

8月の買い物から2ヶ月。HYDRA VÉGÉTALのクレンジング、化粧水、クリームをライン買いしたのですが、化粧水とクリームがなくなりそうだったので&お得な誕生日特典付きダイレクトメールが届いたので、先日店舗に行ってきました。

 

クレンジングは大容量のボトル版を買って、まだ4分の1弱しか減っていないので今回は購入せず。

誕生日特典を駆使&これからの秋冬シーズンの乾燥に対抗するため、肌診断を受けて店員さんに相談した上で、何点かアイテムを追加しました。

課題であるピーリングは前回購入したものの使用頻度を高めるとして、もう一つの課題である保湿に重点をおいたチョイスです。

 

クレンジング用乳液

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こちらもHYDRA VÉGÉTALシリーズですが、拭き取りタイプの乳液クレンジング。

本当は私の肌質には、前回購入したジェルクレンジングが合っていると店員さんにも言われたのですが。ジェルクレンジングは少しお肌がピリッとすることもあったので、時々こちらを使ってもいいかな? と思って購入。

と言いつつ、最近はジェルクレンジングのピリッと感もなくなりました。結局こちらの商品はコットンで拭き取り=顔を擦るので、どちらが本当に肌に優しいのかも見極めなくてはな〜、と思います。

当座は、洗顔がめんどくさい、すぐに寝たい! という日に使おうかな。

どちらにせよ店頭割引(後述)で実質無料でゲットできたのでOK!

 

セラム

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セラムというと具体的に何なのだろう、と思ってググったら、美容液の一種に当たるようですね。

「クリーム前のブースターとして使うといい」と店員さんに教えてもらいました。

裏の説明を読むと、これで化粧水の上から蓋をして、お手入れ完了としてもいいみたいです。

これを使うと、クリームを塗った後の肌のもちもち感が上がる&もちもち感の持続時間が長くなるような気がします。

クリームを塗った後、少しポロポロとした白いカスが出るときと出ないときがあります。セラムとクリームのバランスなのかな。上からメイクするに困らない程度なのでOKですが、ちょっと研究しなくては。

 

顔用クリーム

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前回は半透明のジェルクリームを購入。

加えて今回、こちらの白く、より濃厚なテクスチャーのクリームをゲットしました。

今の時期は夜にこちらのクリーム、朝はジェルクリーム。もう少し乾燥してきたら朝夜で逆にして使うといいと教えてもらったので、実践してみようと思います!

 

ボディークリーム(アーモンドシアバター

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前回、夫と共有でポンプ式のココナッツのボディクリームを購入。

そちらで基本は大丈夫だったのですが、10月に入り、ひどく乾燥する部分(下着やタイツのゴムが当たる部分と、肘〜手首の間の前腕)がそれでは補えなくなってきたので、店員さんに相談。

こちらのチューブ型のシアバターは自分も使用していてとてもお気に入り! とのこと。

アバターなので、より確実にしっとりします。

(イヴ・ロシェ全般にいえることですが)匂いもほのかで心地よいし、スルーっと伸びて塗りやすく、私も気に入りました。既に心の中でリピート決定!

 

ポンプ式のボディークリームは、量が少なくなってくると、プッシュしても出てきづらいという問題もあり。最近はクリームをポンプのストロー部分に移動させるため、ボトルをブンブン振ってみたり、シンクにゴンゴンぶつけてみたりして、試行錯誤しながら使っています(笑)。

 

 

誕生日特典がとってもお得!

前回の記事でも少し触れましたが、セールも多く、また会員登録したあとのダイレクトメールでの特典がかなり気前のいいイヴ・ロシェ。

1年に1度の誕生日の特典は超お得でした!

約2ヶ月有効なので、期間を逃さずに使いやすいのも素敵。

 

全品50%オフ(一部ギフト用商品などは除外)

さらに1品10%オフ

プレゼント贈呈

マスカラ1本(33.90スイスフラン相当)無料

会員ポイント350ポイント分プレゼント

 

プレゼントはとうもろこしのシアバターでした。保湿用品は消費が早いので助かる〜。

マスカラは「あなたのまつげの色なら黒じゃないの?」と言われたのですが、黒は持っているので茶色にしてもらいました。他にブルーもあり。

日本だと「マスカラを茶色やネイビーにすると、優しめに仕上がる」というテクニック(?)も聞くと思うのですが、ヨーロッパでは目力強調命なのか、いまいち理解されないみたいです。

 

さらに、当時の店頭ギャンペーンでスキンケア用品は3点中1点が無料だったので、かなりお得に購入できました。誕生日でなくても、全品ではないけれど、相当の点数が割引(約40〜50%オフだったかな?)のキャンペーンまでやっていましたよ!

もちろん3点の中で一番安いものが無料になるのですが、店員さんが同じ値段のもので3点ずつに分けて、うまく会計してくれたのでちょっと得しました♪ ありがとうございます!

・化粧水2本と乳液クレンジング→1本分無料(元が半額なので、約9スイスフラン分無料)

・顔用クリームとジェルクリーム、セラム→1点分無料(元が半額なので、約17スイスフラン分無料)

 

〜〜〜〜〜

 

まんまとイヴ・ロシェの割引&特典作戦にハマっている私ですが、私も得をしている気分なので、win-winの関係ということで。。。

会員ポイントも今の時点で次回はクリーム1点分無料、使わずにためればフレグランス類も無料になると言われました。フレグランスは既にお気に入りのものがある&そんなに使わないので、クリームに交換しようかな。

 

 

肌診断は、買い物をしなくても1ヶ月に1回程度の頻度で来るとよいということなので、時々顔を出してスキンケアの効果を観測しようと思います。

 

と言いつつ、早速クリスマスのダイレクトメールが届き、それも結構お得な気がして(クリスマス系コフレ3点セットプレゼント&今までの買い物履歴から1点特別割引オファー&3点が50%オフ)。

スキンケア・メイク用品はすぐに腐りはしないし、フェイスパウダーも欲しいし、この機会にもうちょっと買っておくか……? なんて、すでに心が揺れています(笑)。

 

 

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スイスでのスキンケア 〜Yves Rocher〜

 

スイスでのスキンケア

美についてはへっぽこな私ですが、これから数回に分けてスキンケアとメイクなど、ビューティー系のことについて書いてみようと思います。

 

スイスないしヨーロッパに来て、スキンケアに迷われる方、多いと思います。

空気は乾燥しているし、水質も異なる。

そしてスタンダードなお手入れの仕方も異なります

 

日本では「クレンジング・洗顔→化粧水→美容液やクリーム」というお手入れが普通ですが、ヨーロッパでは、最初の行程で水洗顔を行いません。

水がカルキを含む硬水で毛穴詰まりの原因になるからだと思いますが、「拭き取りのクレンジング化粧水→美容液やクリーム」の手順がスタンダード。

したがって、日本のような保湿のためのサラッとした化粧水も、基本的には販売していません。

 

私も最初はこのヨーロッパ式お手入れを試してみたのですが、クレンジングと化粧水が混合になった商品なので、何となく使用後の油分が気持ち悪いような気がしていました。

また、目のキワまでゴシゴシとは落とせないので、朝起きたときにマスカラやアイラインのカスが少し残っていたりするのも、気になっていました。

 

〜〜〜〜〜

 

日本にいたときは、どちらかと言うとお化粧の方が好きで、スキンケアにはあまり熱心ではなかった私。

デパコス(デパートで取り扱われているコスメ系)は高くて継続しづらいし、ドラッグストアで買えるものは「これだ!」という運命を感じる商品には出会えず。

今使っているものが終わるとなんとなく違うものを買ってみる、スキンケア難民でした。

 

ちなみに、Melvita(メルヴィータ)のアルガンオイルだけはリピートしていました。

これをお風呂上がりの化粧水前にブースターとして使うと、冬場も粉拭き知らず。全身に使えるので、夏場も髪のお手入れに使っていました。

それと、スイス渡航前に肌が敏感肌寄りになっていたとき、キュレルとIHADAの化粧水・乳液にお世話になっていました。こちらは劇的な効果は感じませんが、トラブルがなかったです。ちなみにIHADAの乳液、スーツケースに入れるのをめんどくさがって土壇場で手荷物に入れたら、見事に成田空港で没収されました……無念。

 

 

ということで、日本からストックを持ってくる! というほどの情熱を燃やすスキンケア製品がなかった私。スイスに来た当初は、ミニボトルや試供品を使ってその場をしのいできましたが、そちらも尽きてしまいます。

 

そんなとき、「これを継続してみようかな!」と思える製品を見つけたので、ご紹介します♪

 

 

Yves Rocher

 

そちらがYves Rocher(イヴ・ロシェ)という会社の製品です。

日本には未上陸ですが、フランス発のオーガニック系化粧品メーカーで、スイスをはじめヨーロッパには結構店舗が出ている様子。

私の住んでいるザンクト・ガレンも、ミュルターガッセ(Multergasse)というショッピング通りに店舗を構えています。

 

こちらのブランド、何がすごいかというと、大体何らかのキャンペーンをしていて、ほぼ常時、割引価格やオマケ付きで買える。会員登録(無料)をすると、さらにサービスがすごいです。

 

ドラッグストアやスーパーではテスターが少ないスイスで、ほぼ全商品テスターが置いてあるのも地味に助かります。安くない買い物、特に肌に使うものはテスターなしでは手を出しにくいですよね。

 

Yves Rocherについては、こちらのブログによくまとめられています。

simple-rich.com

 

私もふと立ち寄ったときに、セールになっていたカモミール顔用クリームを超安価で購入。そのときに会員登録をしたところ、後日、全品50%オフのダイレクトメールが届く。のこのこ再来店し、今に至るという感じです(笑)。

今まで、通常価格で買ったことがありません!

 

 

8月に購入したスキンケア製品

イヴ・ロシェのお店では、白衣を着た店員さんがいて、無料で肌診断をしてくれます。

自己申告&肌診断の結果、私は乾燥肌+オイリー肌が合わさった混合肌ということに。

 

イヴ・ロシェのスキンケア製品は、肌質(乾燥肌・普通〜混合肌・オイリー肌)や用途(アンチ・エイジング)に合わせていくつかラインで出ているものがあり、その中で普通〜混合肌用のHYDORA VÉGÉTALシリーズをおすすめされました。

 

8月の来店時、購入したのが次のものになります。

 

クレンジング用ジェル洗顔

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オイルではなくジェル状のクレンジングで、洗顔で落とすタイプ。

さっぱりした使用感で、メイクも(濃い方ではありませんが)ちゃんと落ちます。

拭き取りのクレンジングとは違って擦らなくていいので、まつ毛も抜けない♪

朝は普通の洗顔ソープとして使用。毎日朝・晩使っているとちょっと洗い上がりにピリッとするときがあったのですが、最近はその感覚もなくなりました。

 

化粧水

f:id:miho-teddy:20181020010906p:plain

こちらが化粧水。コットンに含んで拭き取り化粧水として使います。

上記のクレンジングジェル洗顔でのカルキを拭き取る意味もあるそう。

顔のあとにデコルテや背中もついでに拭くと、毎日朝晩しているのにまだ汚れが取れるのでびっくり。

テクスチャーは日本の化粧水に近いので、コットンでパフしてみたりもします。

多分、手でパシャパシャとして使っても違和感はなさそう!

 

 

ジェルクリーム

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半透明のジェルクリーム。48時間保湿効果が続くらしい。

ちゃんと保湿してくれるわりに、ピタッと顔について軽く伸びる感触。

朝のケアの後、すぐに上からメイク可能なのも嬉しい。

 

ピーリングジェル

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HYDORA VÉGÉTALシリーズのものと、安かったアプリコットのピーリングも購入。

こちらは夜に週2回ほど使用してくださいとのこと。

HYDORA VÉGÉTALはジェルがスッーと伸びて、その中に白く細かいスクラブが入っています。これは結構ザリザリと、角質を落としている感触かも。

アプリコットはシルバーっぽいクリームの中に、何かの種のような小さな粒々が入っています。とってもいい香りだし、使用していて気持ちいい。他の野菜・フルーツ系のフレーバーもあります。

HYDORA VÉGÉTALは効果重視、アプリコットはフィーリング重視だと説明されましたが、確かにその通りなのかな?

個人的には、リラックス効果もあるアプリコットがお気に入りです。

 

 

2ヶ月使用した結果

2ヶ月で化粧水1本(ボトルが細い&朝晩使用のわりに、長く持ちました!)とジェルクリームほとんどを消費。

ジェルクリームは一度落として床にこぼしてしまったので、本当はもうちょっと長く持つものと思います。

 

そこで買い足しにショップに行ったので、もう一度肌診断をお願いしました。

 

・結果

Hauttexture(肌の質感。滑らかさのことか?) C→C

Pigmentierung(色素沈着) B→A

Sebum(皮脂) C→C

Fruchtigkeit(保湿) C→C

Elastizität(弾力性) B→A

 

元々がBとCのオンパレードというボロボロの結果だったのですが(一緒に測った夫の方が美肌だった。。。)、Aが二つになりました♪

まずはBがAになったので、良かったところが伸びたということかな。

Hauttextureのために、もっとピーリングを頑張ってね!とアドバイスされました。確かに気が向いたときにやっていたので、回数が足りなかったかも。

 

肌については、他の要素に引っ張られて、他も変化するものかなと思っています。

まずは2項目が改善したので、このまま、このシリーズを使って秋冬もお手入れを続けようと思っています♪

 

10月の誕生日祝いのダイレクトメールがかなりお得で、他にも買い足したものがあるのですが、それは次回の記事で。

 

最近はノーファンデを始めたこともあってか(これもまた別記事で)、肌のトーンが明るくなったと感じています。いまいち似合わなかった青みピンクのルージュが使いやすくなった〜!

 

 

スイスの水と空気に負けずに、スキンケア頑張るぞ〜。

 

 

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